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【幼児食】好き嫌いが多い子にはみそ汁ごはんがおすすめな3つの理由

好き嫌いが多い子どもでもみそ汁ごはんを食べれば好き嫌いがなおるし、栄養面でも大丈夫

好き嫌いが多くても、「みそ汁ごはん」を食べていれば心配ない!
今回のお悩み
    • 子どもの好き嫌いが多く、食べる量が少なくて困っている。
    • 好き嫌いのせいで栄養面で偏って、子どもの成長に悪影響がないか心配。
    • 子どもの好き嫌いをなおす方法が知りたい!

  お子さんの好き嫌いに頭を悩まされている親御さんは世の中に多くいらっしゃると思います。

私も、子どもの好き嫌いに悩まされている親の一人です。

 うちの4歳の息子は離乳食の頃から筋金入りの偏食家なので、生野菜果物などをはじめとする殆どの食品をいまだに食べられません。

 もちろん、彼なりにはチャレンジしていて、少しずつですが前よりは食べられる品が確実に増えて来てはいます。

 しかし親としては、ぜひともビタミンやミネラル、必須アミノ酸、オメガ3やオメガ6などの脂肪酸などの大人でも意識しないと不足しがちな栄養素を積極的に摂って欲しいものです!

 そこで、今回は好き嫌いが多く、食べる量が少ない子にこそオススメな、栄養面で万能な幼児食をご紹介します。 

その幼児食とは…

万能料理である
みそ汁ごはんです!

 みそ汁の効能は書籍やテレビで何度も取り上げられているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。(※例えば、こちらの本など↓)

医者が考案した「長生きみそ汁」

医者が考案した「長生きみそ汁」

  • 作者: 小林弘幸
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2018/06/30

 じつは、みそ汁はお年寄りや療養中の方だけでなく、好き嫌いが多い子にもピッタリな料理なのです!

 それでは、その理由をご紹介していきましょう!

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理由① 栄養が偏りがちな好き嫌いが多い子でも、
「みそ汁ごはん」ならまんべんなく栄養素が豊富に摂れる!

 ご存知の通り、みそは「畑のお肉」と呼ばれている大豆からできているので、タンパク質たっぷりです。

 しかも発酵食品なので、そのタンパク質は分解され、アミノ酸や水溶性のペプチド鎖に姿を変えており、豆をそのままを食べるよりもずっと身体に吸収されやすくなっています

みそに含まれている必須アミノ酸
    • トリプトファン
    • リシン
    • メチオニン
    • フェニルアラニン
    • トレオニン
    • バリン
    • ロイシン
    • イソロイシン
    • ヒスチジン

 アミノ酸やタンパク質以外にも、みそは豊富な栄養素を含んでいます。

ビタミン類
    • ビタミンB1
    • ビタミンB2
    • ビタミンB6
    • ビタミンB12
    • ビタミンE
    • ビタミンK
    • ナイアシン
    • 葉酸
    • ピオチンなど
ミネラル類
    • ナトリウム
    • カリウム
    • カルシウム
    • マグネシウム
    • リン
    • 亜鉛
    • セレン
    • クロム
    • モリブデンなど
脂肪酸
    • パルミチン酸
    • ステアリン酸
    • アラキジン酸
    • α-リノレン酸(オメガ3)
    • リノール酸(オメガ6)など

 みそにはその他、食物繊維も豊富に含まれています。

 みそだけでも栄養豊富ですが、さらに「みそ汁」に調理することで、ダシに含まれているカルシウムや、野菜などの具から溶け出した水溶性の栄養素(ビタミンCなど)もお汁を飲むことで、もれなく摂ることができます

ビタミンCは熱で壊れやすいイメージがありますが、実際には私たちが思っているほど壊れやすいものではなく、お汁のなかにしっかり残っているそうです。

 つまり、具も汁も残さず食べれば、身体に必要な栄養のほとんどを まんべんなく摂ることができるという事ですね!

 ちなみに、古来より武士が質素な食事だけで重い甲冑を着て、激しい戦闘を行えた秘訣は「みそ汁」にあったとされています。

好き嫌いが多い子でも、みそ汁(栄養)とごはん(エネルギー)さえ食べていれば、とりあえず栄養面での偏りや不足を心配する必要はなさそうです♪

理由② 好き嫌いが多い子でも「みそ汁ごはん」は食べやすい!

 子どもが好き嫌いをする理由の一つに 硬い、歯ごたえがある、よく噛まないと飲み込みにくい、などの「食べにくさ」があります。

 特に野菜などは十分に柔らかくなるまで加熱しないと、子どもは食べてくれないことが多いと思います。

 その点、「みそ汁」は塩分を含んでいるため、普通のお湯で茹でるよりも野菜が速く柔らかくなり、味も染み込みやすくなります

 なぜそんな事が起きるかというと、塩には、野菜の細胞壁などに含まれているペクチンを水に溶かし出しやすくする作用があるからです。

 また、浸透圧の差によって食材の細胞の中の水分が外に出て、細胞膜が水以外の成分を通しやすくなる作用があります。

 これらの塩の効果によって、「みそ汁」なら野菜やお肉などをクタクタにすることができ、まだ上手に噛めない小さなお子さんでも上手に食べることができるのです。

 うちの息子も生野菜や炒めた野菜は食べてくれませんが、「みそ汁」の具の野菜なら食べてくれます。

 にんじん、大根、ごぼう、いも類はもちろんのこと、緑色した小松菜もしっかり食べてくれます。

 他の料理では絶対に食べてくれない玉ねぎでも、「みそ汁」なら食べてくれます。

 さらに、スプーンで白米を「みそ汁」に入れれば、「みそ汁ごはん」ができます。

 つまり、小さなお子さんでも「自分で作れる」料理なのです!

子どもは「自分でする」のが大好きです。
ですから、自分で作った「みそ汁ごはん」ならきっと意欲的に食べてくれるはずです♪

理由③ 好き嫌いをなおすのにも「みそ汁ごはん」は効果的!

 子どもが好き嫌いをする原因の一つに「タンパク質の不足」があります。

 タンパク質が足りていないと、人は「うま味」を感じることができません。

 また、タンパク質とくに必須アミノ酸が不足すると、食欲が減ることが報告されています。(詳しくはこちらの記事で解説しています↓)

 その点、「みそ汁」なら先ほどもご紹介しました通り、必須アミノ酸や吸収されやすいタンパク質(水溶性のペプチド鎖)がたっぷり含まれていますので、自然にタンパク質不足を解消できます

 「みそ汁」でタンパク質をたっぷり摂れば、「うま味」を感じられるようになり、食材の美味しさに気付きやすくなります

 また、食欲も取り戻すことができ、きっとたくさん食べられるようになるはずです。

つまり、好き嫌いや食が細いのを改善するのにも「みそ汁ごはん」は効果的なのです!


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まとめ―好き嫌いが多い子ほど栄養がしっかり摂れる万能幼児食「みそ汁ごはん」を積極的に食べさせよう

 では、これまでの説明をまとめます。

POINT

好き嫌いが多い子でも「みそ汁ごはん」さえ食べれば大丈夫な3つの理由

    1. 「みそ汁」は様々な種類の栄養が豊富に含まれている万能料理だから。

    2. 「みそ汁ごはん」は好き嫌いが多い子どもにとっても食べやすい料理だから。

    3. 「みそ汁」はタンパク質(しかも吸収されやすい)が豊富なので、好き嫌いや食欲不振を治すことができる料理だから。 

 いかがでしたでしょうか?

「みそ汁ごはん」という料理が好き嫌いが多い子どもにとって非常に適した料理であることがお分かりいただけましたでしょうか?

 「みそ汁」は野菜、お肉、お魚と色々な食材とも相性が良いので、メニューのバリエーションも豊富です。

 わが家では肉も野菜も摂れる「豚汁」をよく食卓に出していますが、他にも様々な「みそ汁」に挑戦し、息子の味覚を開拓していきたいと思います。

 お子さんの好き嫌いに悩まれている方にとって、少しでもこの記事がお役に立てば嬉しいです。

「みそ汁」ライフで、子どもの好き嫌いをなおしていきましょう!

 参考

みその効用 http://miso.or.jp/museum/knowledge/effect/
ビタミンCは加熱すると壊れるか http://www.tochigi-edu.ed.jp/utsunomiyajoshi/ssh/H23/report/does_Heat_Destroy_VitaminC_P.pdf
塩の効果 https://www.amakaratecho.jp/ryouririka/02

 

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