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英検4級に年中児が一発合格できたオススメ問題集6冊と取組み方

幼児・小学生が英検4級合格するための勉強方法とおすすめの問題集

英検4級で初めて出てくる長文読解問題にどうやって取り組む…?!
今回のお悩み
    • お子さんが英検5級に合格し、次は4級を目指したいので効率の良い勉強方法が知りたい。

    • お子さんが英検4級から出てくる長文問題に対応できず、うまく解けずに困っている。

    • 英検4級の対策としてオススメの問題集が知りたい。

 英検5級を見事に合格し、「次は4級を目指そう!」と意気込んでいたものの、初めて目にする「長文読解問題」に思わず面を喰らった…というお子さんは多いのではないでしょうか?

うちの5歳(年中)の息子も初めての長文問題には手を焼きました…。
でも、うまく対策したおかげで英検4級に一発合格することができました!

 今回の記事では、わが家で行ったオススメの問題集と取り組み方をご紹介していきます。

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英検4級を合格するために英単語帳は必要ない!
英単語は問題を解きながら自然に覚える

 英検の勉強…と聞くと、多くの人がまずは「英単語帳」の勉強からはじめるかも知れません。

 でも、わが家では英単語帳を使った勉強は一切やりませんでした

 なぜかと言うと、幼児が英単語リストを「読んで」または「スペルを書いて」覚えるというのは、非常に効率が悪い(時間がかかる&覚えにくい)からです。

 また、英検4級に出てくる英単語や熟語は5級にも出てきたものと同じものが多いため、特別に勉強する必要はないと判断しました。

 しかし、英検4級で初めて見る単語や熟語がなかったわけではありません。

 どうやってそれらの単語や熟語を覚えたかと言うと、とにかくたくさん問題を解いて、何度も目にするうちに自然と覚えられたのです。

 問題をたくさん解くということは、それだけ頻出語や重要語を目にする機会が多くなります。

 しかも、様々な文脈の中で使われているので、幼児でもその本質的な意味を理解しやすいです。

英単語帳を使って「英語・日本語のセット」を機械的に覚えるよりも、さまざまな英文問題の中で意味や使い方を一緒に覚える方が 身につきやすいです!

英検4級は長文問題対策が大切!
長文読解に慣れるために、できるだけ多くの問題を解こう

 英検4級から大問4として初めて長文読解問題が出てきます。

 英検5級にも出てきた大問1~3までの英文空所補充問題や並び替え問題はクイズ感覚で取り組みやすいですが、初めての長文読解問題となるとそれが通用しません。

 最初からうまく長文問題に対応できるお子さんは少ないと思います。

 そこで、以下のポイントを押さえながら、最初はまったくできなくても良いので、できるだけ多くの長文読解問題に取り組んでみましょう。

長文読解問題を解くポイント
    1. まずはタイトルを確認する。
       文章の内容についてどのようなことが書かれているか、おおよその検討をつける。メールであれば、誰から誰宛なのか、送り主と受取人の関係性をまずは確認しましょう。
    2. 問題文を読み、その中で「キーワード」となる語を探す。
       問われているのはどのようなことかを頭に置きつつ、問題文中に出てきた「キーワード(場所、時間、人、行動を指定する語など)」を探すつもりで文章を読んでいく。
    3. 「キーワード」を見つけたら、それを含む一文や前後の文をじっくり読む。
       問題の答えは必ずキーワードを含む一文またはその前後の文にあるので、それらの文章をじっくり読んで考える。

 なぜ「キーワード」を設定するかと言うと、幼児には問題を頭に置きながら文章を読んでいくということが難しいためです。

文章を読んでいるうちに、何を問われているかを忘れてしまうんですね…(笑)。

 また、問題を解き終えて答え合わせをした後に、もう一度 問題と文章をすべてじっくりと読み直して「解き直す」というのも効果的です。

これらの取組みを繰り返せば、お子さんが徐々に長文読解問題に慣れてきて、最後にはまったく苦手意識がなくなるはずですよ。

英検4級を合格するためにやっておきたいオススメの問題集とスケジュール

  それでは、英単語・熟語が覚えられて、長文読解問題のトレーニングにもなるオススメの英検4級対策用の問題集をご紹介していきます!

オススメのポイント
    • 大問4対策として、長文読解問題がたくさん載っている
    • 大問1~3への対策問題も豊富に載っている。
    • 頻出・重要 英単語・熟語のまとめページがあり、そのページ内の内容を元にした問題が出てくる。
      ⇒まとめページに記載されている英単語・熟語を覚えさえすれば解ける問題が並んでいるので、勉強のやる気を保ちやすい。

【試験50~100日前】から取り組む問題集

 各問題集で定められている1日分(1回分)の学習量にこだわらず、お子さんのペースで少しずつ取り組んでいきましょう。

 試験50~100日前は解くスピードは気にせず、じっくり考えたり、答え合わせの後の見直しをしっかりすることで、単語・熟語を覚えたり、長文問題を解くコツを身に付けることが重要です。

 ↑各回の演習の前に分かりやすいまとめページがあることと、問題数の多さが魅力です。
掲載されている問題数(全345問)
    • 大問1対策① 適切な語句を選ぶ問題(単語・熟語)45問
    • 大問1対策② 適切な語句を選ぶ問題(文法)45問
    • 大問2対策 適切な英文を選ぶ問題 20問
    • 大問3対策 語句の並び替え問題 16問
    • 大問4対策 掲示・Eメール 長文問題4回分
      (小問2問×2回分、小問3問×2回分)
    • 大問4対策 説明文 長文問題3回分
      (小問5問×3回分)
    • リスニング問題対策 64問
      (第1部 24問、第2部 20問、第3部 20問)

  また、上記の7日分の演習問題とは別に、本の最初の「弱点発見模試」と最後の「本番直前模試」として2回分の模擬テスト(65問×2回分)が付いています

 ↑模擬試験5回分が掲載されています。また、各演習の前にまとめページがあります。

掲載されている問題数(全185問)
    • 大問1対策 15問×5回分
    • 大問2対策 5問×5回分
    • 大問3対策 5問×5回分
    • 大問4対策 ポスター掲示2問・メール3問、長文5問×各5回分
    • リスニング問題対策 第1部10問・第2部10問・第3部10問×各5回分

  ↑旺文社の問題集は本に記載されているQRコードからスマホアプリをダウンロードすれば、リスニング音源をスマホで再生することができ、手軽に取り組むことができます。
 また、マークシート解答の番号をアプリ上で入力すれば自動で答え合わせをしてくれたり、自分の成績表を表示してくれたりして非常に便利です。

 ↑各回の演習の前に例題を含んだまとめページがあります。

掲載されている問題数(全173問)
    • 大問1対策 適切な語句を選ぶ問題 40問
    • 大問2対策 適切な会話表現を選ぶ問題 10問
    • 大問3対策 語句の並び替え問題 10問
    • 大問4対策 掲示 長文問題3回分(2問×3回分※例題を含む)
    • 大問4対策 手紙文・Eメール 長文問題3回分(3問×2回分、2問×1回分※例題を含む)
    • 大問4対策 説明文 長文問題2回分(5問×2回分)
    • リスニング第1部対策 12問
    • リスニング第2部対策 6問
    • リスニング第3部対策 6問

 また、上記の演習問題とは別に、巻末に実力完成模擬テストとして1回分の模擬テスト(65問)が載っています。

 ↑まとめページは充実した内容ではありませんが、筆記問題の掲載数が多いです。

掲載されている問題数(全222問)
    • 大問1対策 適切な語句を選ぶ問題 91問
    • 大問2対策 適切な会話表現を選ぶ問題 30問
    • 大問3対策 語句の並び替え問題 24問
    • 大問4対策 掲示 長文問題4回分(2問×4回分)
    • 大問4対策 手紙文・Eメール 長文問題2回分(3問×2回分)
    • 大問4対策 説明文 長文問題3回分(5問×3回分)
    • リスニング第1部対策 16問
    • リスニング第2部対策 16問
    • リスニング第3部対策 16問

以上の4冊の問題集をやれば、かなり英検4級合格の実力が付いてきているはずです。

 次は、試験本番に向けて模擬試験問題集で仕上げていきましょう!

【試験14日~21日前】から取り組む問題集

 ここからは、問題集に定められた1日分(1回分)を制限時間(筆記35分)を守って解くようにしましょう。

 ↑筆記テスト4回分(35問×4回分)とリスニングテスト1回分(30問)、さらに模擬テスト(筆記+リスニング)1回分(65問)  が掲載されています。

 最後はいよいよ実際の英検4級の過去問をやっていきます。

 力試しのつもりで、本番と同じように制限時間を守り、マークシートに記入して取り組んでいきましょう。

 タイトル通り、過去6回分の実際の英検4級試験問題が掲載されています。

 2021年度版はこちらです。↓

 ↑上記の過去問問題集は旺文社発行のものですので、先にご紹介したアプリに対応しています。

 アプリでは、自分の成績表として合格率上位何%に属しているかなどが分かる分析シートを見ることができるので、ぜひ活用してみてください。

 アプリの成績表分析シートについては英検5級対策の記事で実際の画面をご紹介しています↓

【試験3~5日前】にやっておくのが良い過去問

 これまでの問題集をやれば、英検4級に合格できる充分な実力が付いているはずですが、さらに「やっておきたい!」という方は、英検公式サイトで直近の過去3回分の過去問が公開されていますので、そちらもやっておくと良いでしょう。↓

【試験1~2日前】の仕上げの勉強内容

 いよいよ試験直前です。

 これまでにやってきた問題集を再び開き、今までに間違った問題をすべてやり直して、すべて解けるようにしましょう

わが家の場合は、過去に間違った大問1~3の問題を全て集めてコピーして、切り貼りしたプリントを作りました。

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まとめ―おすすめした問題集6冊を取り組めば英検4級はきっと合格できるはず

 いかがだったでしょうか?

 これまでにおすすめした問題集6冊をやれば、おそらく英検4級は余裕で合格できると思います。

実際、うちの5歳の息子は英検バンド「+9」で英検4級を合格できました。
(※合格ラインは「±0」で、合格ラインを上回ると「+1」「+2」と数字が増えていく。

 問題集6冊と聞くと大変そうな気もしますが、英検試験は(2021年度であれば)2020年度 第3回~2021年度 第1回試験日までの期間が126日間、第1回試験日~第2回試験日の間は133日間、第2回試験日~第3回試験日の間は105日間いずれも100日間以上も期間があいていますので、勉強する時間はたっぷりあります

 たとえ幼児でも、努力は決して裏切りません。

 少しずつでも勉強を続けていけば、勉強した分だけ英検4級合格の実力が必ずついていきます。

 最初は「歯が立たないな」と思っていた長文読解問題も、いつの間にか全問正解できるようになっているはずです。

これから英検4級を目指して勉強を始められる方は、ぜひオススメした問題集をやってみてくださいね。 

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