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保育園や幼稚園で先生から「お着替えがひとりでできるように家でも練習してください」と言われた。
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もう2~3歳なので、そろそろ自分でお着替えができるようになって欲しい。
周りの子は自分でお着替えできるのに、うちの子だけまだ一人でお着替えできない…そんな状況だと焦りますよね。
そんなときは、お子さんの服と収納方法を見直してみると上手に一人でお着替えできるようになります!
うちの息子が一人でお着替えできるようになったのは1歳9か月頃でした。
同じ保育園のクラスの中でも早い方だったと思います。
とくに家でお着替えの練習をしたわけでも、自分でお着替えするように言い聞かせたわけでもなかったのですが、自然と息子は自分で着替えができるようになりました。
どうして息子は一人で着替えができるようになったのか?
その理由として、息子の服選びと収納方法について いくつか気を付けていたことがありましたので、結果としてそれが自分でお着替えするのを上手くリードしてくれたのだと思います。
その子ども服の選び方と服の収納方法を 相談を受けた同じ園に通うママさんに教えたところ、それまで一人でお着替えができなかった子でも ちゃんと一人で着替えができるようになりました。
というわけで、今回は子どもが一人でお着替えができるようになる3つの方法(服の選び方2つと収納方法1つ)をご紹介したいと思います。
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子どもが一人でお着替えできる服の選び方
子どもが一人でお着替えできるようになるには、まず何といってもサイズが重要です。
子どもはまだ手足を大人のように自由自在に動かせないので、できるだけ着やすいゆったりめの服でないと自分で着ることができません。
今の子どものサイズより一回り大きめのサイズの服を用意してあげると良いでしょう。
当然、身体にぴったりとフィットした服はNGです。
スキニータイプのズボンやレギンスなどは見た目は可愛いのですが、幼児にとっては足を穴に通すことすら難しく、さらに胴の部分を上に引っ張り上げるには手や指の筋力も必要になります。
同じように、重ね着もNGです。
例えば、半袖シャツの下に長袖シャツを着るのは見た目はオシャレですが、子どもが自分で着るには難しすぎます。
布が重なった摩擦で幼児の手では思うようにシャツを引っ張ることができません。
また、ジーンズなどの硬めの素材でできている服も、幼児の力では思うように引っ張ったり伸ばしたりできないという理由から避けた方が良いです。
幼児が一人でお着替えできる理想の服としては、スポっとかぶれるトレーナーやTシャツがベストでしょう。
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子どもが自分でお着替えする子になる服の選び方
先ほどは、子どもが自分で着ることができる服を選ぶことが重要だとお伝えしました。
今度は、子ども自身が自分で着たいと思う服を選ぶことが大切だというお話をします。
子どもは早い子なら1歳半を過ぎた頃から徐々に自我が芽生えてきて親に反抗するようになってくると思います。
俗に言う、イヤイヤ期というやつですね。
うちの息子もイヤイヤ期は早い方だったので、それまでは親が選んだ服をなんでも素直に着ていたのに、いつの間にかイヤイヤ言うようになりました。
服の肌ざわりや色、柄、フィット感など、なにか気に入らない点があれば息子は嫌がって泣き、自分で脱いで抵抗するようになりました。
そこで、息子が大人しく着てくれる服を探すうちに、首回りや袖口、胴回りなど全体的にゆったりとした服を買うようになりました。
また、色や柄については一つひとつお店で息子が気に入るかどうかを確認しながら買うようにしました。
その結果、うちにある息子の服はすべてゆったりめの同じような色柄モノばかりになったのですが(汗)、息子は大人しく服を着てくれるようになりました。
さらに、自分で選んで買った服だからか、息子はその日に着る服を自分で選んで 自分で着るようになりました。
(↑それで全身 星柄コーディネートで登園した日もありました(笑)。)
さて、息子はイヤイヤ期の到来とともに「自分でやりたい」という意欲がどんどん出てきていました。
どんな育児書でも この「子どもが『自分でやりたい』と言い出す」ときは、危険なことでない限り、その気持ちを尊重してあげるべきだと書いてあります。
そして育児書通り、できるだけ尊重してあげる親御さんの方が多いと思います。
しかし、実際の育児においてよく問題になるのは「子どもが『自分でやる』となかなか言い出さない」場合です。
育児書には あたかも「子どもは“なんでも”自分でやりたがる時期が来る」という風に書いてありますが、実際には子どもだってそこまで無鉄砲じゃありません。
子どもは自分にもできそうだと判断したことしかやりたがりません。
誰だって同じように、子どもでも失敗するのは嫌なのです。
結果として失敗したとしても、子ども自身は最初は「できる」と思ったから やってみたのです。
つまり、子ども自身が「自分にもできそうだ」と思わない限り、「自分で服を着てみよう」とは思わないということです。
逆に、子ども自身に「この服なら自分でも着られそうだ」「この服なら自分で着てみたい」と思わせることができれば、すぐに子どもが一人でお着替えできるようになります。
親としてはつい幼児の自我や自尊心について、その重要性を忘れてしまいがちですが、きちんと尊重してあげることで、子どもの自立を促してあげることができます。
逆もまた然りで、尊重してあげないと子どもはいつまでも自立することができませんので、注意したいところですね。
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自分でお着替えができる子にする服の収納方法
ここまでは、子どもが一人でお着替えできるようになる子ども服の選び方をご紹介してきました。
今度はその服を子どもが「自分ひとりで着てみよう」と思わせる収納方法をご紹介します。
収納と言っても「見せる収納」なので、正確には収納してない…かな?(笑)
方法は簡単です。
子どもの目と手が届くところに、洋服屋さんで売られているように「服が見える状態でハンガー掛けにかけておく」それだけです。
わが家ではリビングの棚と壁の間につっぱり棒を付けて、それで自作の子ども用ハンガー掛けとして使っていました。
しかし、この方法だと たくさん枚数をかけたり、子どもが力いっぱいハンガーごと服を引っ張ると つっぱり棒ごと落ちてしまうので、これから子ども用のハンガー掛けを用意されるのであれば、市販のものを買う方が良いと思います。
子どもの手が届くように設計された子ども用のハンガー掛けはAmazonでも販売しています↓
白井産業【SHIRAI】ハンガーラック 衣類掛け キッズ用 ランドキッズ ナチュラルブラウン 北欧テイスト 幅約57cm 高さ約84cm LAK-8555
- 出版社/メーカー: 白井産業(SHIRAI)
この 子ども用のハンガー掛けはリビングなど、子どもの目に留まりやすいところに設置するのが良いです。
そうすることで、子どもがいつでも思い立ったときに「自分で服を着る」ことに挑戦できるからです。
子ども服をクローゼットの中の引き出しにしまっている場合ですと、子どもはなかなかクローゼットに入る機会もなく、また、引き出しを開けなければ自分の服を目にすることもありません。
そうなると「自分で服を着よう」という意欲もなかなか湧きづらいものです。
うちの息子は、今でこそクローゼットの中の引き出しから自分の服を取り出して着ることができますが、最初のうちはこのハンガー掛けにしたことで はじめて自分で服を選び、自分で服を手に取って、自分で着ることに挑戦していました。
そして、これからお出かけするというときに、私が化粧している間にひとりで着替えて、「見てみて!もう用意できたよ!」と見せに来たときはおどろきました。
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まとめ
―子ども自身に自分ひとりでお着替えしたいと思わせることが重要
では、これまでのお話をまとめます。
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保育園や幼稚園で先生から「お着替えがひとりでできるように家でも練習してください」と言われた。
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もう2~3歳なので、そろそろ自分でお着替えできるようになって欲しい。
↑そんなときは、
- お子さんが着やすいような ゆったりめのサイズの服を用意する。
- お子さんが自分で着たいと思うような色や柄の服を用意する。
- お子さんの目が留まりやすいところに、お子さんの手が届くハンガー掛けを用意して、そこに服をかけておく。
以上3つの方法で、お子さんが自分から一人でお着替えする子どもになってくれるはずです。
結局は、子ども自身が「自分で着たい」と思わない限り、一人でお着替えができるようにはなりません。
お子さんの好みや自尊心を大事にして、うまく自立の第一歩を促してあげることが大切です。
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