- 子どもを運動が得意な子どもに育てたい。
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そのためには、幼い頃からスポーツをさせなければ!と思っているが、「どんな」スポーツの習い事をすれば良いのか分からない。
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習わせたいスポーツは決まっているが、「何歳から」始めれば良いのか分からない。
自分の子どもには、ぜひスポーツを楽しめる人になって欲しいですよね!
そのためにも、「運動が得意」あるいは「運動が苦手ではない」子どもに育ててあげたいものです。
そこで今回は、
- 子どもの運動神経がどのくらい良いのか?を確認できるチェックリスト
- 運動が得意な子にするために、幼児のうちにやっておきたい運動遊び
をご紹介したいと思います!
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子どもの運動能力発達度チェックリスト(3~5歳児対象)
2013年に発表された『幼児期における運動発達の速度を規定する要因について』という論文をもとに、3~5歳向けの子どもの運動能力発達度チェックリストをご紹介します。
次の15項目のうち、今のお子さんが「できる」運動の数を数えてください。
- 両手を振って行進のような歩き方ができる
- ボタンをひとりでかけられる
- ジャンケンができる
- マットなどででんぐり返し(前まわり)ができる
- 走ってゴール(目的地)まで行ける
- 走っていて急に止まったり、方向を変えたりできる
- 小さいボールを片手で上手投げができる
- 片足でケンケンして跳ぶことができる
- 三輪車に乗ってこげる
- 片手に茶碗をもち、箸を使って食べられる
- 1時間位は休まずに歩ける
- ブランコを立った姿勢でこげる
- 鉄棒で前まわりができる
- 補助輪なしの自転車に乗ってこげる
- ひもを蝶結びに結ぶことができる
あなたのお子さんは「できる」運動がいくつありましたか?
当然、「できる」運動の数には年齢によって差があります。
平均的には、3歳では10個程度、4歳では11個程度、5歳では12個程度です。
分布図でみると↓このように年齢があがるにつれて「できる」運動の数が多くなっていきます。
あなたのお子さんの「できる」運動の数は同じ年齢の平均値に比べて多かったですか? それとも少なかったですか?
多ければ、ひとまずあなたのお子さんは「運動神経が良い(悪くない)」と言えます。
これができるならかなり運動神経が良いかも?!
3~5歳では「できない」子が多い運動とは?
先ほどのチェックリストの中で、特に多くの子どもが「できない」と答えた運動をご紹介します。
- 1時間位は休まずに歩ける
「できる」と答えた3~5歳の幼児の割合は59.0%でした。 - ブランコを立った姿勢でこげる
「できる」と答えた3~5歳の幼児の割合は55.9%でした。
※ブランコの立ち乗りは5歳で70%の子どもができ、それ以前は少なく、5歳の後半になると殆どの子どもができるようになるそうです。 - 鉄棒で前まわりができる
「できる」と答えた3~5歳の幼児の割合は47.7%でした。
※鉄棒で前回りができるのは5歳半で40%以上、6歳半で70%以上、7歳になってほぼ80%の子どもができるようになるそうです。 - 補助輪なしの自転車に乗ってこげる
「できる」と答えた3~5歳の幼児の割合は24.3%でした。 - ひもを蝶結びに結ぶことができる
「できる」と答えた3~5歳の幼児の割合は15.9%でした。
※ひもを蝶結びに結ぶことができるのは男児は6歳半、女児は5歳半で40%の子どもができるようになりますが、男児は7歳でもできる子が60%に達せず、女児は6歳半で60%を超えるようになるそうです。
それぞれの運動の「できる」「できない」については、家庭や園で子どもにやらせる機会があるかないかの違いが大きいです。
もし、年齢的には「できる」はずなのにまだ「できない」運動があるなら、親子で一緒に練習してみてはいかがでしょうか?
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子どもの運動神経の良い・悪いは、いつ、どうやって決まる?
チェックリストで確認できたように、3~5歳の時点ですでに運動の得意な子どもと苦手な子どもの差が出始めています。
では、子どもの運動神経の良い・悪いはいつの間に、どうやって決まったのでしょうか?
ハイハイをしなかった子どもや少なかった子どもは運動オンチになりやすい
同論文では、先ほどのチェックリストで「できる」と答えた運動の数が平均より少なかった子ども(運動神経が悪い子)の多くは、乳幼児の頃にハイハイを「全くしなかった」または「少なかった」子どもが多いということが報告されています。
つまり、乳幼児の頃にハイハイを「全くしなかった」または「少なかった」ことが、3~5歳の時点での子どもの運動能力の発達を遅らせるということです。
赤ちゃんの頃にお座りできるようになってからすぐに歩き出してしまった子や、ハイハイする時期が短かった子は運動が不得意になりがちです。
では、そのような子どもはどうすれば運動を得意に(または苦手を克服)させられるのでしょうか?
今からでも、運動が得意な子と苦手な子の差を縮めることはできるのでしょうか?
子どもの運動神経を伸ばしたいなら8歳までが勝負!
結論から言うと、運動が得意な子と苦手な子の差を縮めることは可能です。
なぜなら、運動能力に大きく影響する(決定すると言っても良い)神経系の発達は8歳頃まで続くからです。
前回の記事「運動神経が良い子は5歳で決まる!運動神経を伸ばす遊び15選と習い事」でもご紹介した次のグラフ↓「スキャモンの成長曲線」と「子どもの運動に必要な能力の年間発達量のグラフ」を見て下さい。
これらの2つのグラフを見て分かるとおり、
- 子どもの神経系の発達は8歳頃まで続く
- 動作の習得(ある動作を身につけ、無駄な動きを無くして洗練化させること)の年間発達量についても8歳頃までがピーク
であることから、3~5歳の時点であれば、習慣的に運動する機会と時間を多くとるようにすれば、まだまだ巻き返せるチャンスはあるということです。
5歳の「運動技能熟達の壁」を突破するには、スポーツを始めるよりも「基本的動作」の習得を心掛けて
ただし、どんな運動でも良いわけではありません。
前回の記事でもご紹介した下の図↓「運動技能熟達の壁」の図を見て下さい。
この5歳の時期に待ち受けている「運動技能熟達の壁」を突破しなければ、運動を得意にすることはできません。
そして、この「運動技能熟達の壁」は運動の基礎となる「基本動作」をしっかりと身に付けなければ突破することはできません。
基本動作とは?
文部科学省の『幼児期運動指針ガイドブック』では、「基本動作」の例として次の3つが紹介されています。
- 身体のバランスをとる動き
立つ、座る、寝転ぶ、起きる、回る、転がる、渡る、ぶら下がる、など - 身体を移動する動き
歩く、走る、はねる、跳ぶ、登る、下りる、這う、よける、滑る、など - 用具などを操作する動き
持つ、運ぶ、投げる、捕る、転がす、蹴る、積む、こぐ、掘る、押す、引く、など
また、これらの「基本動作」を身に付けるためには年齢ごとに次のような運動遊びをするのが良いと紹介されています。
- 3~4歳ごろ
公園や屋内の遊具などで、立つ、起きる、回る、渡る、ぶら下がるなどの「身体のバランスをとる動き」や、歩く、走る、跳ぶ、登る、這うなどの「身体を移動する動き」を経験しておくと良い。
-
4〜5歳ごろ
縄跳びやボール遊びなど、身体全体でリズムをとったり、用具を巧みに操作したりコントロールさせたりする遊びの中で、持つ、運ぶ、投げる、捕る、蹴る、押す、引くなどの「用具などを操作する動き」を経験しておくと良い。 -
5〜6歳ごろ
フルーツバスケットやボール回し鬼、影ふみなどの、遊具を用いた複雑な動きが含まれる遊びや様々なルールでの鬼ごっこ遊びなどを経験し、「身体のバランスをとる動き」「身体を移動する動き」「用具などを操作する動き」などの「基本的な動き」を組み合わせつつ、より滑らかに遂行できるようになると良い。
幼児の頃は運動した経験がそのまま運動能力の発達につながるので、より多くの種類の動きをできるだけ多く経験させることが運動神経の良い子どもに育つための正攻法です。
ただし、幼児の頃の運動とは、訓練やトレーニングではなく「遊び」として成り立つことが非常に重要です。
なぜなら、子どもの運動能力は遊びの中でこそ伸びるものだからです。
(詳しくはこちら↓の記事でご紹介しています。)
うちの息子は4歳なので、3つの「基本動作」を経験できる遊びをたくさんさせてあげたいと思います。
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子どもの運動神経を総合的に伸ばす遊び
ここまでで幼児期の運動遊びの経験量の差が、運動が得意・不得意の差になるということをご紹介してきました。
では、どんな遊びをたくさんさせれば良いのかの一例をご紹介したいと思います。
ただし、大切なのはできるだけ多くの種類の動きをたくさん経験させることなので、ここに挙げる例以外にも様々な遊びをお子さんのために考えてあげてください。
- 横断歩道の白い線しか踏まないように歩く
- 歩道のタイルなどの線を踏まないように歩く
- 特定の色を順番に踏んで歩く
(慣れてきた頃に色やリズムを変える〔例:白→白→黒を白→黒→白に変える〕) - 点字ブロックなどを跨いでジグザグに歩く
- つま先や かかとだけで歩く
- 長く走るよりは短い距離を何度も急に走ったり、止まったり、ゆっくり走ったり、早く走ったりする
- ピョンピョンと小さく跳んだり、ピョーンと大きく跳んだりする
- できるだけ様々な遊具で遊ばせる
トンネルをくぐったり、はしごなどを登ったり、ぶら下がったり、滑り台を滑ったり、平均台を歩いたりなど
できるだけ様々な遊具で遊ばせるために、複数の公園に連れていくと良いです。
わが家ではこれまで20ヶ所以上の公園に行っています。
- 地面にでこぼこや高低差がある場所での鬼ごっこ
他に小さい子ども等がいないときは遊具を使って鬼ごっこをするのがおすすめ - ボール遊び
投げる動作の練習として、メンコやスーパーボールで遊ぶのもおすすめ - 縄跳び
縄を回す動作の練習として、タオルをぶんぶん振り回す遊びもおすすめ
公園の遊具で遊ぶだけでも子どもの運動能力は伸びる
でも、本当に子どもを公園でただ遊ばせるだけで運動能力は伸びるのでしょうか?
答えは…本当に伸びるんです!
岩手大学が発表した『移動遊具・固定遊具が幼児の調整力に与える影響に関する研究』という論文によると、幼稚園の園庭に設置されている固定遊具などで遊ぶ時間が長い子どもほど、総合的な運動能力が高いことが報告されています。
特に、すべり台やはしご、トンネルなどの登ったり、滑ったり、くぐったりする遊具で遊ぶことによって、「身体を空間的・時間的に正確に動かす力(巧緻性)」が伸びたと考察されています。
また、野球やサッカーなどの遊びはボール投げなどの特定の運動テストでは成績が良くなりますが、総合的な運動能力の高さにはあまり影響しないことが分かりました。
これらのことから、幼児のうちは「基本動作」を身に付けさせるために公園などでたくさん自由に遊ばせておき、「動作の習得」の年間発達量がピークになる8歳頃から野球やサッカーなどの特定のスポーツを習い始めるのが、子どもの運動能力の発達には望ましいと考えられます。
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走りが速い子どもにする方法
静岡産業大学から発表された『幼児の25m走における足指筋力の影響』という論文によると、子どもの走る早さは子どもの足の指の力の入れ方と関係していることが報告されました。
子どもの走る早さや跳ぶ能力は、足の指の筋力の強さによって影響を受けますが、それ以上に、どれくらい短かい時間で足の指で力を「ギュッ」と出せるのかが速度に大きく影響しているそうです。
そこで、足が速い子(足の指の筋肉を自在に使えるよう)にするための方法を論文からご紹介します。
- できるだけ裸足や鼻緒のあるビーチサンダルを履かせる
- 1時間~1時間半の散歩をする
- ある程度重い荷物を背負って歩く
- 思い切り走ったり、跳んだりする
- 忍者のようにそーっと走る
- 怒ったようにドタドタ走る
- ピョンとピョーンを使い分けて跳ぶ
ただ単に走ったり跳んだりするだけでなく、足の指を「ギュッ」と力を出したり、「ふわ~」と力を出したりなど、様々な力の入れ方ができる遊びをすることで、足が速い子になれます。
足の指の筋肉を育てるためには、裸足やビーチサンダル以外に足の指に力が入りやすい足袋スニーカーや5本指ソックスなどもオススメです!
球技が得意な子どもにする方法
2017年に発表された『幼児の基本的動作様式の質的評価とその量的な運動パフォーマンスとの関係』という論文によると、ボールを遠くまで投げる運動テストでは、ボールを投げる動作が成熟(洗練化)している子どもの方が成績が良かったことが報告されています。
ボールを投げるなどの運動においては、投げる動作が成熟(洗練化)していることが最も重要であり、その他としてパワー(筋力の強さ)や身長などの要因が影響しているそうです。
幼児の頃からボール遊びとして、ボールを投げたり、蹴ったり、打ったりする機会をつくりましょう!
幼児の頃は、ボールを強く投げたり、遠くに蹴ったりするためのパワーを身に付けることではなく、より綺麗なフォームで投げたり蹴ったりできるようになることを意識してください。
速く投げたり、遠くに蹴ったりするパワーを身に付けるトレーニングは筋肉が付き始める11歳以降から始めるのが良いです。
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子どもに早くからスポーツを習わせるときに気を付けること
幼児の頃からサッカーや野球、水泳などのスポーツを習わせている親御さんは多いと思いますが、注意していただきたいことがあります。
2015年に山梨大学より発表された『幼少年期の運動経験の持ち越しに関する研究』によると、現在の年長児の「基本動作」の習得状況は1985年の年少児と同じレベルであることが報告されています。
これは、子どもの1日あたりの歩く歩数が大幅に減っていること(1960年代の子どもは1日あたり約2万~2万7千歩程度歩いていましたが、現代の子どもは約1万~1万3千歩程度しか歩いていないそうです)と、子ども達の行っている運動がスイミングやサッカー、野球などといった単一のスポーツにのみとどまっているためだと指摘されています。
「基本動作」を経験できる運動遊びを行わず、単一の運動やスポーツ種目のみ訓練してしまうと、多様な「基本動作」を習得したり、成熟化(洗練化)する機会が失われ、未熟な段階にとどまってしまいます。
すると、身体や運動能力が偏って発達してしまい、その結果、記録や競技能力を思うように向上させることができず、心理的な傷やスポーツ障害などのリスクを高めることにつながってしまいます。
実際に、日本体育協会は2010年に発達段階に応じた子どもの体力向上プログラムとして「アクティブ・チャイルド60子どもの身体活動ガイドライン」「1日あたり最低60分以上の身体活動」として、子どもたちに様々な運動を行うことを推奨しています。
また、アメリカのスポーツ医学会も「1つの競技に専念する小児が損傷する可能性は、複数のスポーツを行っている小児の約2倍」だということを報告しており、子どもに2つ以上のスポーツを行わせることを奨励しています。
アクティブ・チャイルド60min.―子どもの身体活動ガイドライン
- 作者:日本体育協会
- 発売日: 2010/08
子どもにスポーツを習わせているからと言って、公園などでの遊びが減ってしまわないように注意してあげてください。
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子どもの動体視力や反射神経を鍛える方法
スポーツのプロ選手とアマチュア選手の違いは動体視力にあると言われています(スポーツを科学する 視力検査で再認識 スポーツ選手は「目が命」:日本経済新聞)が、動体視力や反射神経については「テレビゲーム」で鍛えられることが報告されています。
2012年に石川県立大学より発表された『幼児の敏捷性の発達に対するテレビゲーム及び運動遊びの影響』によると、「テレビゲームをよくする」子どもは「テレビゲームをしない」子どもよりも単純反応時間が速かったことが報告されています。
この単純反応時間とは、画面が点灯したらクイズ問題の早押しのように素早くボタンを押すのにかかった時間のことで、純粋な動体視力や反射神経に関係していると考えられます。
反復横跳びのような素早い反射運動には筋力なども必要になるので、テレビゲームの影響は見られなかったそうですが、少なくとも、筋力を必要としない純粋な反射速度については「運動をせずに・テレビゲームをしない」子どもよりも「運動をせずに・テレビゲームをよくする」子どもの方が優れているそうです。
ちなみに、単純反応時間と反復横跳び共に成績が一番良かったのは「運動遊びが好きで・ゲームをしない」子どもでした。
もし、お子さんが今は「運動遊びが好きじゃない」場合は、単純反射神経や動体視力が良くなる保険として「テレビゲーム」で遊ばせて、今後、運動遊びが好きになったときに反射神経が良くなるようにしてはいかがでしょうか?
ところで、近年、テレビゲームで遊んでいる時には、注意や思考が集中しているときに出る脳波(fmq波)が発生していることが確認されています。
また2001年には、日本とドイツの7歳の子どもを対象にした視聴覚反応テストによって、テレビゲームのヘビーユーザーはゲームをしない子どもに比べて視聴覚認知、視聴覚反応、視聴覚協調運動、敏捷性に関して優れており、特に視覚-運動反応が聴覚-運動反応より優れていることが報告されています。
つまり、神経系の発達が目覚ましい幼児期にテレビゲームを行うことで、視覚情報に対する反応時間が高まる可能性が指摘されています。
テレビゲームも悪いことばかりではないんですね。
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まとめ―子どもの運動神経の良し悪しは幼児期にどれだけ運動遊びをしたかで決まる
では、これまでのお話をまとめます。
- 子どもを運動が得意な子どもに育てたい。
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そのためには、幼い頃からスポーツをさせなければ!と思っているが、「どんな」スポーツの習い事をすれば良いのか分からない。
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習わせたいスポーツは決まっているが、「何歳から」始めれば良いのか分からない。
↑のようにお悩みの方は、
- 3~5歳のうちに多様な「基本動作」を習得・洗練化できるように、色々な動きができる遊びをたくさんさせてあげてください。
望ましい運動遊びの量の目安は一日あたり60分以上です。 - 子どもの神経系の発達は8歳まで続きます。
また、「動作の習得」の年間発達量のピークは8歳頃です。
よって、習い事としてスポーツを始めるのなら8歳頃からが理想的で、それまでは公園などでたくさん遊ばせ、「基本動作」の習得と洗練化に努めてください。 - どうしても幼児の頃からスポーツを習わせたいのなら、1つの種目だけではなく、2つ以上の種目をさせてあげてください。
その方が運動能力が向上し、心身ともに怪我をするリスクが減ります。
また、できるだけ多様な「基本動作」を経験できるスポーツを選ぶことが大切です。
(例えば、様々なバランス体位ができる「体操」などがおすすめです。)
とにかく、運動が得意な子にするには幼児期(3~5歳)が特に重要です。
できるだけ多く公園などに連れていき、鬼ごっこや遊具遊び、ボール遊びなど、さまざまな遊びをさせてあげましょう。
うちの息子もたくさん公園に連れて行ってあげようと思います。
目標は5歳までに行ったことのある公園の数100ヶ所!(難しいかも?)